2006年10月08日
AIGオープンフェデラー優勝、中村藍子準優勝
東京有明テニスの森公園で行なわれていたAIGジャパン・オープン大会最終日、男子シングルス決勝のR・フェデラー(スイス)対T・ヘンマン(イングランド)の一戦は、第1シードのフェデラーが第10シードのティム・ヘンマン6-3,6-3のストレートで下し、今季9勝、通算42勝目を挙げた。
コートを離れれば親友同士というフェデラーとヘンマンが決勝であたるとあって、この日有明テニスの森には午前4時から当日券を求める長蛇の列が出来た。満員の観客が見守る中、試合はフェデラーが序盤からハイペースでヘンマンを攻め立てゲームの主導権を握っていく。自身のサービスゲームを危なげキープしていく一方で、リターンゲームではヘンマンにプレッシャーをかけ続け、焦るヘンマンからサーブの乱れを引き出していく。第2サーブでの得点率81%、パッシングエースの数10本と、終わってみればフェデラーの完勝だった。「いつもの自分のテニスをすれば勝つチャンスはある」と試合前に話していたヘンマンだったが、さすがにこの日は王者の完璧なプレーの前になす術がなかった。
優勝を決めたフェデラーは、「初めて参加する大会で優勝という結果が残せたことに満足している。日本のファンはとても親切でたくさん応援してくれた。ぜひ来年もタイトル防衛に向け日本に戻ってきたい。」と笑顔でコメント。日本の印象については、「とても大きな街で、ニューヨークのようにもっとゴミゴミしているかと思っていたが、きれいで静かなので驚いた。」と話していた。
AIGオープン男子シングルスの優勝賞金は11万8000ドル(約1400万円)。
一方、中村は第1シードのバルトリ相手に好勝負を演じたが、押し切ることができなかった。
出だしは素晴らしかった。エンジンのかからない相手に対し、速いテンポで強打を見舞った。「無心でやった。パーフェクトなプレー」。39分で第1セットを先取した。
しかし初優勝が目前に迫り「ふっと気持ちが抜けてしまった」。凡ミスが出始めたところに、体の温まった相手の深いストロークが突き刺さる。左右に走らされて第2セットを失うと、もう流れは引き戻せなかった。
逆転負けに22歳は「すごく悔しい。勝ち抜く難しさを実感した。もっと体力をつけたい」と、いつもの笑顔はなかった。だが、これまでツアーでベスト8が最高だった遅咲きの選手が地道に力をつけ、初めて決勝まで進んだ。大きな経験で「自信がついた」と言った
コートを離れれば親友同士というフェデラーとヘンマンが決勝であたるとあって、この日有明テニスの森には午前4時から当日券を求める長蛇の列が出来た。満員の観客が見守る中、試合はフェデラーが序盤からハイペースでヘンマンを攻め立てゲームの主導権を握っていく。自身のサービスゲームを危なげキープしていく一方で、リターンゲームではヘンマンにプレッシャーをかけ続け、焦るヘンマンからサーブの乱れを引き出していく。第2サーブでの得点率81%、パッシングエースの数10本と、終わってみればフェデラーの完勝だった。「いつもの自分のテニスをすれば勝つチャンスはある」と試合前に話していたヘンマンだったが、さすがにこの日は王者の完璧なプレーの前になす術がなかった。
優勝を決めたフェデラーは、「初めて参加する大会で優勝という結果が残せたことに満足している。日本のファンはとても親切でたくさん応援してくれた。ぜひ来年もタイトル防衛に向け日本に戻ってきたい。」と笑顔でコメント。日本の印象については、「とても大きな街で、ニューヨークのようにもっとゴミゴミしているかと思っていたが、きれいで静かなので驚いた。」と話していた。
AIGオープン男子シングルスの優勝賞金は11万8000ドル(約1400万円)。
一方、中村は第1シードのバルトリ相手に好勝負を演じたが、押し切ることができなかった。
出だしは素晴らしかった。エンジンのかからない相手に対し、速いテンポで強打を見舞った。「無心でやった。パーフェクトなプレー」。39分で第1セットを先取した。
しかし初優勝が目前に迫り「ふっと気持ちが抜けてしまった」。凡ミスが出始めたところに、体の温まった相手の深いストロークが突き刺さる。左右に走らされて第2セットを失うと、もう流れは引き戻せなかった。
逆転負けに22歳は「すごく悔しい。勝ち抜く難しさを実感した。もっと体力をつけたい」と、いつもの笑顔はなかった。だが、これまでツアーでベスト8が最高だった遅咲きの選手が地道に力をつけ、初めて決勝まで進んだ。大きな経験で「自信がついた」と言った
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